雨漏り調査は「赤外線サーモグラフィー」で可視化!仕組み・メリットを徹底解説

2025.10.22

「天井や壁にシミが出ているけど、どこから雨が入っているのか分からない…」

そんなときに役立つのが、赤外線サーモグラフィーによる雨漏り調査です。



この調査は、建物を壊さずに雨漏り箇所を高精度で特定できる方法として、近年多くの業者で採用されています。

本記事では、赤外線サーモグラフィーによる雨漏り調査の仕組み・メリット・デメリット・費用の目安などをわかりやすく解説します。


🔍 赤外線サーモグラフィーとは?

 

調査の様子
赤外線カメラで外壁の温度分布を撮影しているところです。

赤外線サーモグラフィーとは、物体が発する赤外線(熱エネルギー)を可視化する技術です。

すべての物体は温度に応じた赤外線を放射しており、その強さをカメラで捉えることで、表面の温度分布を色で表すことができます。

この仕組みを建物に応用し、外壁や天井の温度ムラから、雨水の侵入箇所を推測するのが「赤外線サーモグラフィー雨漏り調査」です。


🏠 なぜ赤外線サーモグラフィーで雨漏りが分かるの?

調査の様子 2枚目
水分がある部分は周囲と温度が変わるため、画像で見分けられます。

雨水が建物内部に侵入すると、その部分の温度が周囲と異なります。

水分がある場所は乾いた箇所より温度が下がるため、サーモグラフィーカメラで撮影すると温度が低いエリアとして映し出されるのです。

この温度差をもとに、専門技術者が画像を解析し、

「どの部分に水が滞留しているか」「どこから雨が侵入しているか」を判断します。


赤外線サーモグラフィー調査の主なメリット

建物を壊さずに調査可能

壁や天井を剥がす必要がないため、建物への負担がありません。

目に見えない雨漏りも発見できる

雨染みが出ていない初期段階の雨漏りや、壁内部の湿気も可視化できます。

短時間で広範囲を調査できる

赤外線カメラを用いることで、屋根・壁面を短時間で診断可能。ドローンを使った屋根点検と組み合わせることもあります。

結果が“見える化”されるため説明が分かりやすい

画像として温度差を提示できるため、お客様にも理解しやすく信頼性が高いです。


⚠️ デメリット・注意点も知っておこう

赤外線サーモグラフィー調査は万能ではありません。

以下の点には注意が必要です。

金属や光沢のある素材は反射して正確な測定が難しい

→ ガルバリウム鋼板やアルミ外壁は不向きです。

天候や時間帯に左右される

→ 日射の影響を避けるため、朝方や夕方に撮影することが多いです。

💡 調査に向く日と、向かない日があります

晴天が何日も続いたあとは建物が乾いていて温度差が出にくく、逆に雨上がりのほうが分かりやすいこともあります。日程は業者の都合ではなく、調査条件で決めるのが正しい進め方です。

解析には高い技術と建築知識が必要

→ 温度差の原因が「雨水」か「断熱欠損」かを見極めるには経験が必要。

正確な診断を行うためには、建築構造を理解した専門技術者による解析が不可欠です。


💡 雨漏り以外にも分かること

赤外線サーモグラフィー調査では、雨漏り以外にも以下のような情報が得られます。

壁内の断熱材が入っていない箇所の特定

結露やカビの発生しやすい場所の可視化

構造体(柱・筋交い)の位置確認

これらを把握することで、雨漏り対策だけでなく断熱・結露対策の改善にもつなげることができます。カビ・結露の対策は外壁のカビはこうして防ぐでも解説しています。


🧰 調査の流れと実例

1.目視確認 – 雨染みやコーキング劣化をチェック

2.赤外線撮影 – 温度ムラを可視化

3.散水テスト – 実際に水をかけて再現性を確認

💡 散水テストは「順番」が命です

下から上へ、範囲を区切って少しずつ水をかけていきます。いきなり屋根全体に水をかけてしまうと、どこから入ったのかが分からなくなってしまうためです。時間はかかりますが、原因の特定にはこの手順が欠かせません。

4.結果報告・原因特定

費用の目安について

赤外線サーモグラフィー調査の費用は、建物の規模・調査する範囲・撮影にかかる時間によって変わるため、一律の金額をお示しするのが難しい調査です。屋根に上がる必要があるか、ドローンを併用するか、散水テストまで行うかによっても変わります。

当社ではまず無料の現地調査で状況を確認し、赤外線カメラによる調査が必要かどうかをご提案しています。費用が発生する場合は、着手前に必ずお見積りをご提示しますので、ご確認のうえでお決めください。


🏁 まとめ|精度の高い調査には「経験」と「知識」が不可欠

赤外線サーモグラフィーは、

「建物を壊さずに雨漏りの原因を特定できる」強力なツールです。

しかし、機械任せではなく、建築構造を理解した専門家の解析が重要になります。実際の調査は越知町での雨漏り調査をご覧ください。

建物を傷めずに調査したい

雨漏りの原因を正確に知りたい

何度も修理しても直らない

そんな方は、赤外線サーモグラフィー調査を取り入れた雨漏り診断をおすすめします。賃貸アパートの屋根を調査した事例もあります。

ぜひ、弊社までご相談ください。なお外壁塗装や屋根塗装だけでは雨漏りは直せない点にもご注意ください。


📞 雨漏りでお困りの方へ

「屋根・外壁の雨漏りが気になる」「原因をしっかり突き止めたい」という方は、

お気軽にお問い合わせください。専門スタッフが現地調査から修繕提案まで丁寧に対応いたします。

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執筆者 岡本 拓也

リフォームアドバイザー/外装劣化診断士/宅地建物取引士

前職は不動産会社に勤務し、長く“住まい”に関わる仕事に携わってきました。

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