コーキングとシーリングの違いとは?それぞれの役割やメンテナンス方法についても解説します!

2024.5.1 外壁塗装

こんにちは!高知市の外壁塗装&屋根塗装専門店の今村塗装店です。

今回はコーキングとシーリングの違いについての記事になります。

コーキング、シーリング、どちらも聞いたことはあるけれど、どう違うのか疑問に思われたことはありませんか?

今回はコーキングとシーリングの違いや役割など解説していきます。

コーキングとシーリングの違い


結論からお伝えすると、コーキングとシーリングに明確な違いは無く、同じ役割を持っています。

💡 どちらで呼んでも間違いではありません

呼び方が分かれているだけで、材料も役割も同じものです。職人の年代や会社によって使い分けられており、お見積書に「シーリング工事」と書かれていても「コーキング工事」と書かれていても、指している中身は変わりません。当社では社内の呼び方を「コーキング」に統一しています。

まず、コーキングとシーリングの意味について調べてみます。

コーキング(caulking)=隙間を埋める 詰め物をする

シーリング(sealing)=密閉、密封する

これらの意味から、コーキングもシーリングも「雨水の侵入を防ぐために目地に詰め物をする」「隙間を密閉する」役割であることが分かります。

建築現場でも同義語として使われており、職人の年代や会社によって使い方は変わります。

シーリング(コーキング)の役割


シーリング(コーキング)の役割は大きく分けて2つあります。

1・水の侵入を防ぐ

外壁材のうち、窯業系サイディングやALCなどの外壁は、板と板の間に継ぎ目ができます。この目地にシーリング(コーキング)を充填し、水の侵入を防いでいます。

2・地震などの揺れから外壁材の負担を減らす

シーリング(コーキング)はその弾力性を生かして、湿度や温度の変化による外壁材の伸縮、地震や周辺交通による建物の揺れに追従します。シーリング(コーキング)がクッションの役割を果たすことにより外壁材の負担を減らし、外壁材の欠けやひび割れなどの損傷を防ぎます。

シーリング材(コーキング)の特徴


コーキングの様子
カートリッジから押し出して目地に充填するコーキング材。硬化後もゴムのような弾力を保ちます。

シーリング材(コーキング材)は、柔軟性を持つ材料であり、カートリッジから押し出して目地に充填します。

施工後は硬化してべたつきはなくなりますが、固まってもゴムのように弾力性を持つ防水材です。

外装のシーリング材(コーキング)としては、変性シリコン系やウレタン系が用いられます。

シーリング材(コーキング)の上から塗装を行う場合は、変性シリコン系やウレタン系のノンブリードシーリング材を使用します。

※ノンブリードシーリング材・・汚れが付かない性質を持つ製品。

劣化の特徴


劣化の特徴(コーキング)
経年で硬くなり、表面にひび割れが出たコーキング。ここから雨水が入り込みます。

外気にさらされるシーリング材(コーキング)は、経年劣化により、硬くなったり表面にひびが生じます。こうなるとシーリング材(コーキング)が外壁の動きに追従できなくなり、亀裂が発生し、その隙間から雨水が侵入します。

このような浸水を長期間放置し続けると、外壁内部の劣化が進みます。そのため、施工後10年程度での点検が必要です。

💡 打ち替えは外壁塗装と同じタイミングがお得です

コーキングの打ち替えには足場が必要になることがほとんどです。外壁塗装も同じく足場を組みますから、別々に行うと足場代を二重に払うことになります。10年前後で両方の時期が重なるのは偶然ではなく、まとめて行うのがいちばん無駄がありません。

太陽光がよく当たる南面や西面は、他の方位に比べてシーリング材(コーキング)の劣化が激しい傾向にあるため、日当たりの良い位置では特に重点的な点検が必要です。

メンテナンス方法


シーリング(コーキング)目地のメンテナンスでは、既存のシーリング材(コーキング)を完全に撤去し、新しく充填し直します。これを打ち替えといいます。

1・古いシーリング材が根こそぎ取れるように、できるだけ目地の端に沿って切れ込みを入れます。 

コーキングの様子 2枚目
① 古いコーキングをできるだけ根こそぎ撤去します。

まず、古いシーリング材が根こそぎ取れるように、できるだけ目地の端に沿って切れ込みを入れます。 外壁材の小口面に残ったシーリング材も、カッターなどを使用して丁寧にそぎ落とします。

目地に既存のシーリング材(コーキング)が残った状態で新しいシーリング材(コーキング)を充填すると、本来の密着性能を発揮することができないため、注意が必要です。

2・目地を清掃して十分に乾燥させた上で、目地ににプライマーを塗布します。

コーキングの様子 3枚目
② 目地を清掃・乾燥させ、プライマー(接着剤の役割)を塗布。

プライマーとは、外壁材とシーリング材(コーキング)の接着性を高め、シーリング材(コーキング)の剥離を防ぐための下塗り材です。

3・新しいシーリング材(コーキング)を充填します。

コーキングの様子 4枚目
③ 新しいコーキング材を、すき間の奥までたっぷり充填します。

4・シーリング表面をへらでならし、抑えて圧着させます。

コーキングの様子 5枚目
④ ヘラで表面を押さえ、圧着させながら平らに仕上げます。

まとめ


今回は、シーリングとコーキングの違い、その役割について解説しました。

目地を綺麗に整え、外壁を守るシーリング(コーキング)は定期的に打ち替える必要があります。

定期的に行うことで、外壁の防水性を高め、建物の寿命を延ばせる点が、シーリング(コーキング)の大きな役割といえます。

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執筆者 岡本 拓也

リフォームアドバイザー/外装劣化診断士/宅地建物取引士

前職は不動産会社に勤務し、長く“住まい”に関わる仕事に携わってきました。

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