2023.11.7
外壁塗装チョーキング(白亜科)現象
外壁にチョークのような粉が付くチョーキング現象は、塗膜の劣化を示すサインです。チョーキングが発生していたら塗装によるメンテナンスを検討されることをお勧めします。そこで、こちらのページではチョーキング現象について解説させていただきます。
チョーキング(白亜科)現象とは?
チョーキングとは、塗料に含まれている顔料が、外壁の表面にチョークの粉のようになっで出てくる現象のことです。塗膜の経年劣化によって徐々にこのチョーキングが発生し始めます。
顔料とは、色の付いた物質のことで、塗料に含めることで様々な色を表現できます。
この顔料が粉末化しますので、中には塗膜の色の粉が付着する場合もあります。
紫外線や雨による劣化
チョーキング現象は、太陽からの熱や紫外線、雨によって塗膜が劣化することで発生します。紫外線や雨によって塗料の成分が徐々に分解されていきます。その結果、塗料に含まれる顔料が粉末化し、外壁の表面に現れてしまうのです。
チョーキングは、外壁を手で擦ることで確認できます。手で擦ることで白い粉が付くようであれば、チョーキングが発生しています。このとき、手にうっすらと付くようであれば、そろそろ外壁塗装を検討し始めるタイミングで、ベッタリと付くようであれば、塗膜の劣化がかなり進んでいるため、早めの塗装をお勧めします。
チョーキングが発生しやすい場所は、日当たりの良い場所です。日当たりが良い場所だと、紫外線の影響を強く受けるからです。例えば、一日中太陽が当たりやすい南面や紫外線の強い西面はチョーキングが発生しやすいです。ただし南向きや西向きにすぐ建物があり日陰になる場合は例外です。
逆に、紫外線に当たりにくい場所では、チョーキングは起こりづらいです。
チョーキングを放置すると、塗膜の防水性能が低下し、外壁材に雨水が侵入する恐れがあります。雨水が外壁材に吸収されることで、苔やカビ、藻の発生、外壁材のひび割れ、雨漏りなど様々な被害が想定されます。そうなる前に塗装のメンテナンスを行うことをお勧めします。