こんにちは!高知市の外壁塗装&屋根工事専門店の今村塗装店です。
今回は、香美市の平屋住宅で実施した日本瓦の屋根葺き替え工事の様子をご紹介します!
屋根からの雨漏りが発生したことにより、屋根全体の葺き替えをご依頼いただきました。外壁塗装や屋根塗装だけでは雨漏りは直せないため、原因は赤外線サーモグラフィー調査なども使って見極めます。
現地調査では、耐震性やメンテナンス性を考慮して「ガルバリウム鋼板屋根」もご提案しましたが、
施主様の「やはり昔ながらの日本瓦の美しさを残したい」というご希望により、
従来と同じ日本瓦での葺き替えを行いました。
今回の葺き替えは、以下の工程で進めました。なお屋根カバー工法という選択肢もあります。

まずは、これまで使用していた日本瓦を1枚ずつ丁寧に撤去します。
日本瓦は重みがあるため、職人が慎重に作業を進めます。


長年の湿気や雨の影響で一部の木材が劣化していたため、
新しい板を貼り替えて、しっかり補強しました!
💡 葺き替えの本当の価値は、下地をやり直せることです
カバー工法は既存の下地をそのまま残しますが、葺き替えなら野地板の傷みまで直せます。すでに雨漏りが出ている場合に葺き替えをおすすめするのは、この違いがあるためです。

この工程を丁寧に行うことで、新しい瓦を長持ちさせるための基礎が整います。

野地板の上には、新しい防水シート「ルーフィング」を敷きます。
この工程は屋根の“見えない守り神”とも言える重要な部分です!
💡 ルーフィングにも寿命があります
瓦そのものが50年以上もっても、その下の防水シートは20〜30年ほどで劣化していきます。「瓦が割れていないから、まだ大丈夫」とは言い切れないのは、このためです。
これで雨水の侵入をしっかりブロックできます!屋上やベランダの防水工事も同じ考え方です。

ルーフィングの上に、新しい瓦を固定するための桟木(さんぎ)を取り付けます。
この桟木とは、瓦を引っ掛けるための細い木材で、瓦屋根には欠かせない部材です。
屋根の勾配(こうばい)に合わせて、一定の間隔で真っすぐに取り付けていきます。
桟木をしっかり施工しておくことで、瓦のズレ防止や風への耐性が向上します!

そしていよいよ、新しい瓦を施工していきます!
今回は、従来と同じ日本瓦(陶器瓦)を使用。

1枚ずつ職人が手作業で美しく仕上げていきます。
棟(屋根のてっぺん)部分もしっかり固定し、重厚感のある屋根が蘇りました!

ここで少し豆知識を♪
日本瓦とは、粘土を高温で焼き上げて作る伝統的な屋根材。
強度・防水性・断熱性に優れ、寿命はなんと50年以上!と言われています。
代表的な種類には…
💡 瓦は長持ちしますが、「瓦以外」は傷みます
点検で見るべきなのは、瓦そのものよりも棟の漆喰、桟木、そして下の防水シートです。瓦屋根のお住まいでも、10年に一度は屋根まわりを見てもらうことをおすすめします。
いぶし瓦:銀色に輝く上品な見た目。寺社仏閣でも使われます。
陶器瓦:釉薬(ゆうやく)をかけて焼くことで、色つやが長持ち!
重厚感があり、和の美しさを残しつつ機能性も高いのが日本瓦の魅力です!
今回の香美市での葺き替え工事では、長く安心して暮らせる屋根にリニューアルしました。葺き替えかカバー工法かの判断は屋根カバー工法の適切な時期が参考になります。
瓦の角度、並び、重なり具合。
1枚1枚を職人が手で納めていきます。ガルバリウム鋼板のような新素材も良いですが、
やはり日本瓦には伝統の美しさと重厚感、そして信頼の耐久性があります。
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執筆者 岡本 拓也
リフォームアドバイザー/外装劣化診断士/宅地建物取引士
前職は不動産会社に勤務し、長く“住まい”に関わる仕事に携わってきました。
住まいに関するご相談は、お客様のこれからの暮らしを左右する大切な場面に立ち会うことでもあります。住まいが長持ちし、安心して暮らせる未来を一緒に作れることに、大きなやりがいを感じています。
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