■施工内容:雨どい交換工事
■使用メーカー:デンカアステック
■築年数:不明
■施工期間:1日
「2年前の積雪の影響で雨樋が歪み、一部破損している状態です。
竪樋は問題ないようなので、軒樋だけを交換することは可能でしょうか?
まずは現地調査とお見積りをお願いしたいのですが…」とのご相談をいただきました。
早速、無料点検にお伺いさせていただいたところ、確かに軒樋に歪みと破損が見られました。
このまま放置すると、雨水が適切に排水されず、外壁を伝って流れ落ちてしまう可能性があります。
その結果、外壁の汚れや劣化を招く恐れがありますので、早めの交換をおすすめさせていただきました。
突然ですが、みなさんは雨樋の仕組みをご存知でしょうか?
実は雨樋には2種類あり、それぞれ重要な役割を担っているんです!
軒樋(のきどい):屋根の端に横向きに取り付けられ、雨水を集める役割をします。まさに雨水を受け止める最前線といえますね♪
竪樋(たてどい):軒樋が集めた雨水を地面まで流す縦の管です。この2つが連携することで、建物を雨水から守る重要な排水システムが成り立っています!
今回のケースでは、積雪の重みで軒樋が歪んでしまったものの、竪樋は問題なかったため、軒樋のみの交換工事で対応可能でした。
また、積雪による破損は火災保険の対象となるため、保険を適用しての工事とさせていただきました!
まずは破損した軒樋を丁寧に取り外していきます。
この際、周辺部材を傷つけないよう細心の注意を払って作業を進めます。
古い固定金具を外し、新しい金具をしっかりと取り付けます。
実は、この固定金具の取付位置や間隔が、雨樋の性能を左右する重要なポイントなんです!
固定金具の設置間隔は、最大でも1,000mm以下とされています。
これは、雨水が溜まった際の重みや、強風時の負荷にも耐えられるよう計算された数値です。
また、継手部分や角部分には必ず固定金具を設置し、歪みや外れが起きないよう補強します。
新しい軒樋を取り付けて施工完了です。
施工後は実際に水を流して、排水に問題がないかチェックして施工完了です。
雨樋は建物を雨水から守る大切な役割を担っています。
特に高知県は雨が多い地域ですので、日頃から雨樋の状態をチェックすることをおすすめします!