【高知市】3階建て住宅の外壁塗装と幕板板金巻きで実現した上質な住まい ~ヨドHyperGLカラー萠で魅せるスタイリッシュな仕上がり~

外壁塗装屋根塗装

■施工内容

屋根塗装・外壁塗装・付帯部塗装・板金工事

 

■使用材料

【屋根】関西ペイント アレスダイナミックルーフ/セピア

【外壁】アステックペイント スーパーラジカルシリコンGH/ベイジュ

【軒天】関西ペイント アレスセラマイルド/N-90

【付帯部】関西ペイント コスモマイルドシリコンⅡ/15-20B・15-40B(下段幕板)

【シーリング】シャープ化学工業 シャーピーDrySara

【幕板板金】淀川製鋼所 ヨドHyperGLカラー萠/濃茶

 

■築年数:築35年

 

■施工期間:2週間

施工前

3階建て住宅にお住まいのお客様から「築30年が経過して外観が気になり始めた」「外壁が色褪せてきた」というご相談をいただきました。
詳細をお聞きし、まずは無料点検にお伺いしました。

 

屋根の状態

 

 

屋根は経年劣化により全体的な変色が進行している状態でした。

築30年という節目でもあり、屋根材自体の耐用年数も気になるところ。

そこで、屋根カバー工法による葺き替えと塗装による保護の2つの選択肢をご提案させていただきました。

ご予算と相談の結果、今回は塗装工事を選択していただきました。

 

外壁の状態

 

窯業系サイディングの外壁には、表面がチョーキング(粉状に劣化)している状態が見られました。

これは塗膜が紫外線や風雨により劣化し、表面が粉状になってしまう現象です。このまま放置すると、外壁の防水性能が低下し、窯業系サイディングのひび割れや反りなどの深刻な問題に発展する可能性があります。

 

また、外壁目地のシーリングにはひび割れや剥離が発生。

シーリングは建物の防水性を保つ重要な役割を担っているため、早急な対応が必要な状況でした。

 

 

付帯部の状態

 

 

幕板は経年劣化により著しく傷んでおり、単なる塗装では対応が難しい状態でした。

美観だけでなく、建物を保護する機能も低下していたため、より耐久性の高いガルバリウム鋼板による板金巻き工事をご提案させていただきました。

 

 

その他の付帯部(軒天、破風、雨樋など)にも退色やサビが見られ、建物全体の美観を損ねている状況でした。

 

これらの状況を踏まえ、屋根、外壁、付帯部の塗装、幕板の板金巻き工事を実施させていただくことになりました。

単なる見た目の改善だけでなく、建物の耐久性を高める工事を実施していきます。

足場組立

安全で確実な施工を行うため、建物全体に足場を組み立てました。

 

歩行者や近隣の方々への配慮として、メッシュシートで養生。

工事中の騒音や粉塵の飛散を最小限に抑えています。

塗装工事の成功を左右する重要な工程として、まずは高圧洗浄から施工を開始しました。

 

 

また、サッシ周りや付帯部など、細かな箇所も丁寧に洗浄し、新しい塗料がしっかりと密着するための下地づくりを行いました。

 

外壁と屋根の洗浄後は、十分な乾燥時間を設けています。これは非常に重要な工程で、下地に水分が残っていると、塗装後に膨れやはがれの原因となってしまうためです。天候や気温も考慮しながら、適切な乾燥時間を確保することで、理想的な塗装下地を整えることができました。

シーリング工事

外壁目地のシーリングは、建物の防水性を保つ重要な役割を担っています。

今回使用したシャープ化学工業のシャーピーDrySaraは、耐用年数20年という優れた耐久性を誇る高性能シーリング材です。

 

施工は以下の手順で丁寧に進めさせていただきました。

 

シーリング撤去

 

 

まず、劣化した既存のシーリングを丁寧に撤去していきます。

この作業では、目地の奥までしっかりと古いシーリング材を取り除くことが重要です。

接着面に古いシーリング材が残っていると、新しいシーリング材の接着を妨げてしまうためです。

 

目地内部の清掃も入念に行い、ホコリや油分、その他の付着物を完全に除去。新しいシーリング材が確実に接着するための下地づくりを行いました。

 

 

プライマー塗布

 

 

清掃が完了した目地には、シーリング材の接着力を高めるためのプライマーを塗布します。

プライマーは目地の両側面にムラなく塗布し、適切な乾燥時間を設けます。

この工程は非常に重要で、シーリング材の接着力を大きく左右します。

 

 

シーリング材充填

 

 

プライマーが乾燥した後、シャーピーDrySaraを充填していきます。充填の際は、目地の奥まで確実にシーリング材が行き渡るよう、慎重に作業を進めます。

目地の幅や深さに応じて、適切な量を見極めながら充填していきました。

 

 

シーリング仕上げ均し

 

 

最後に、充填したシーリング材の表面を専用のヘラで丁寧に均していきます。

この作業では、シーリング材を適度な形状に整えることで、より確実な防水性を確保するとともに、美しい仕上がりを実現します。

 

また、目地周辺の外壁に付着したシーリング材も丁寧に清掃。きれいな仕上がりとなるよう心がけました。

屋根塗装

屋根塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3工程で丁寧に施工させていただきました。

 

まず下塗りでは、関西ペイントのアレスダイナミックシーラーマイルドを使用しました。

 

 

この塗料は屋根材の内部深くまで浸透し、傷んだ下地をしっかりと補強します。

また表面に均一な膜を形成することで、その後の塗装の仕上がりを一段と向上させる効果があります。

 

 

中塗りと上塗りには、関西ペイントのアレスダイナミックルーフをセピアカラーで使用しました。

 

 

この塗料の最大の特徴は、独自のラジカル制御技術を採用していること。フッ素塗料に迫る高い耐候性を実現し、建物を長期にわたって保護します。

 

 

また、塗膜が強靭で耐久性に優れているだけでなく、親水化技術の採用により汚れが付きにくい性質も備えています。

さらに高性能シリコンレジンの採用で艶やかな仕上がりが長く持続し、防カビ・防藻効果も発揮するため、美しい屋根を長期間保つことができます。

 

外壁塗装

外壁も3工程で丁寧に施工させていただきました。

 

 

 

下塗り塗料:アステックペイント エクセルエポシーラー

 

エクセルエポシーラーは、水性形一液タイプの下塗り塗料です。

幅広い外壁下地に対応できる汎用性の高さが特徴で、優れた浸透力で下地との密着性を高めます。また、上塗り塗料の仕上がりを向上させる効果も備えています。

 

中塗り・上塗り塗料:アステックペイント スーパーラジカルシリコンGH(色:ベイジュ)

 

スーパーラジカルシリコンGHは、塗膜の劣化要因「ラジカル」の発生を抑制する画期的な塗料です。

従来の塗料では、塗料中の顔料「酸化チタン」が紫外線の影響を受けることで劣化因子「ラジカル」を発生させ、塗膜の劣化を引き起こしていました。

しかし、この塗料は独自の技術でラジカルの発生を抑制。促進耐候性試験では、12~14年経過後も80%以上の光沢保持率を実現しています。

 

 

まず、下塗りとしてエクセルエポシーラーを均一に塗布していきます。

 

 

この工程では、塗料が外壁の細部まで確実に浸透するよう、丁寧に施工していきます。

下塗り後は、次工程のための十分な乾燥時間を設けました。

 

 

次は、スーパーラジカルシリコンGHでの中塗り工程です。

専用のローラーを使用し、外壁の細部まで丁寧に塗装を行っていきます。

 

 

中塗りが完全に乾燥した後、仕上げとなる上塗り工程に入ります。

上塗りは文字通り最後の仕上げとなる工程で、建物の美観を左右する重要な作業です。

 

中塗りで整えた均一な下地の上に、ローラーを一定の力加減で動かしながら、細かな塗装ムラが出ないよう神経を使って塗布していきます。

 

このように入念な工程を経て、外壁の塗装が完成しました。

 

付帯部塗装

建物の美観を統一するため付帯部の塗装も行いました。

 

軒天には関西ペイントのアレスセラマイルドを使用。

 

破風・鼻隠し・雨樋・幕板(下段)・雨戸戸袋・庇には関西ペイントのコスモマイルドシリコンⅡを使用し、すべて濃い茶色で統一することで建物全体の調和を図りました。

 

 

幕板板金工事

上段幕板の板金工事には、淀川製鋼所のヨドHyperGLカラー萠を採用し、色は濃茶で統一しました。

 

 

この材料を選んだ理由は、その優れた耐久性にあります

。海岸から500m以遠であれば穴あきに対して25年、塗膜の割れや剥がれに対して15年という長期保証が付いており、安心して使用できます。

 

 

幕板板金工事では、まず既存の幕板の清掃を入念に行います。

清掃が完了した既存幕板に、シーリング材を施工していきます。

これは新しい板金材を接着するための重要な工程です。

 

 

 

淀川製鋼所のヨドHyperGLカラー萠(色:濃茶)を慎重に設置していきます。

板金材は幕板の形状に合わせて事前に加工を施し、美しい仕上がりとなるよう細心の注意を払いながら接着していきました。

 

 

 

最後に、板金材の上部にシーリング材を充填します。

この工程によって、上部からの水の侵入を完全に防ぎ、建物を確実に保護します。

 

施工完了

 

 

 

屋根はセピアカラー、外壁はベイジュカラー、付帯部は濃い茶色で統一することで、全体的に落ち着きのある上品な仕上がりとなりました。

 

それぞれの色が互いを引き立て合い、建物全体の印象を格段に高めています。

 

 

特に劣化が目立っていた幕板は、ヨドHyperGLカラー萠の濃茶色の板金工事により、モダンでスタイリッシュな印象へと生まれ変わりました。

艶消しの質感が上品さを演出しながら、建物全体のアクセントとしても効果的に機能しています。

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