まずは建物全体の高圧洗浄からスタートです。

塗装前の外壁等にはたくさんの汚れが付着しています。

汚れが付着したまま塗装をすると、汚れを挟んだ状態で塗装することになります。

その結果、塗料の密着性が悪くなってしまいます。

塗料の本来の性能を発揮するために、高圧洗浄でしっかりと汚れを落としていきます。

■施工前

経年劣化による色褪せ、染みや汚れなどが見受けられます。

このように劣化した木部は洗浄だけではキレイになりません。

キレイな状態を取り戻すためには、薬品で染みを取り、上塗りをしていく必要があります。

■染み抜き

染み抜き専用の薬品を使い、木部の染みや黒ずみを取り除いていきます。

薬品を塗布した後は、水拭きで薬品を洗い流します。

左が染み抜き後、右が染み抜き前です。

染みや黒ずみを除去し、木が明るく蘇っていきます。

木部全体の染み抜きが完了しました。

■木部保護塗料で上塗り

次に、染み抜きによってキレイな状態になった木部を保護していく必要があります。

木部をキレイな状態に保つために木部保護塗料で2回上塗りを行います。

使用した塗料は「キシラデコール」です。

塗膜は作らず、木材に浸透する塗料になります。

そのため、木の通気性を保ち塗膜の膨れや割れが起こる心配がありません。

また、塗料が木材内部に浸透することで、防腐、防虫、防カビ効果もあります。

木部塗装が完了しました。

屋根の下塗りになります。

下塗りの一番の目的は、上塗り塗料との密着性をよくすることです。

キレイな仕上がりにするために、しっかりとした下塗りを行うことが大切です。

次に屋根の中塗りを行います。

ムラの無いように、下塗りと同様しっかりとした塗装を行います。

最後に屋根の上塗りです。

塗り残しのないように、入念に確認をしながら進めていきます。

外壁の下塗りの様子です。

屋根と同じように、外壁も下塗りが必須です。

上塗り塗料の本来の性能を発揮するため、丁寧に下塗りを行います。

続いて外壁の中塗りです。

中塗りと上塗りで使用した塗料はアレスダイナミックTOPです。

アレスダイナミックTOPとは、関西ペイントのラジカル制御型塗料です。

価格はシリコン塗料とほぼ同価格でありながら、フッ素に近い耐用年数のため、費用は抑えたいが耐用年数の長い塗料をお求めの方におすすめです。

最後に上塗りを行います。

ムラや塗り残しのないように、丁寧に塗装していきます。

破風板・鼻隠しや雨どいなどの付帯部も塗装していきます。

付帯部は２回塗りになります。

外壁同様に、ムラや塗り残しのないように塗装を行います。

すべての工程が完了しました。

最後は塗り残しなどないか確認を行い、工事完了となります。