■施工内容
屋根塗装・外壁塗装・付帯部塗装・外壁張替え
■使用材料(東棟)
【屋根】関西ペイント アレスダイナミックルーフ/セピア
【外壁】関西ペイント コスモマイルドシリコンⅡ/55-90B
【軒天】関西ペイント アレスセラマイルド/55-90B
【付帯部】関西ペイント コスモマイルドシリコンⅡ/55-90B
【雨樋】関西ペイント コスモマイルドシリコンⅡ/N-90
■使用材料(西棟)
【屋根】関西ペイント アレスダイナミックルーフ/セピア
【外壁】アステックペイント スーパーラジカルシリコンGH/リバーガム
【付帯部】関西ペイント コスモマイルドシリコンⅡ/19-30A
【コーキング材】コニシ MSシール
■築年数:40年
■施工期間:2週間
今回は、賃貸物件として運用予定の借家2棟(東棟・西棟)の外壁塗装・屋根塗装・付帯部塗装・外壁張り替え工事をご紹介させていただきます!
オーナー様が新たに購入された2棟の借家を、賃貸として募集するための美観向上と建物保護を目的としてご依頼いただきました。

東棟の外壁にはトタンが使用されており、部分的にサビが発生している状態でした。
トタンのサビが進行する将来的なリスク
トタンにサビが発生したまま放置すると、以下のような深刻な問題が発生します!
・サビの拡大により穴があく可能性
・雨水の浸入による建物内部の腐食
・断熱性能の低下
・美観の著しい悪化
・最終的には外壁材の張り替えが必要となる高額な修繕費
塗装による対策方法
このような状況を防ぐため、以下の手順で丁寧に塗装いたします。
1.ケレン作業:サビ部分を手工具や電動工具で徹底的に除去
2.錆止め塗装:サビの進行を防ぐ専用の錆止めプライマーを塗布
3.中塗り・上塗り:耐久性の高い塗料で仕上げ、長期間の保護を実現

西棟には窯業系サイディングが使用されており、一部のサイディングに破損や浮きが見られました。
ビスが効いておらず不安定な状態の箇所も確認されたため、この部分についてはサイディングの張り替えを実施することになりました。
それ以外の健全な箇所については、塗装により美観と保護機能を回復させます。

西棟の屋根には折板屋根が使用されており、部分的にサビが発生していました。
鉄板屋根のサビによる将来的なリスク
・サビの進行により屋根に穴があく危険性
・雨漏りの発生
・建物構造材の腐食
・断熱材の劣化
折板屋根の塗装方法
1.高圧洗浄:汚れとチョーキングを除去
2.ケレン作業:サビを手工具で丁寧に除去
3.錆止め塗装:鉄部専用の錆止めプライマーで下地処理
4.中塗り・上塗り:耐久性に優れた塗料で仕上げ

安全な作業のために、まず足場の設置から始めました。前述のとおり、建物が隣接している部分には足場を組むことができないため、その他の部分に適切に足場を組み立てました。
足場設置の際には、近隣の方々への配慮も忘れません。安全な作業環境を確保しながら、周辺環境にも最大限の配慮をいたしました。

塗装工事で最も重要な工程の一つが高圧洗浄です!この工程を疎かにしてしまうと、どれだけ良い塗料を使っても早期に剥がれや浮きが発生してしまいます。

長年にわたって蓄積された汚れやホコリ、チョーキングと呼ばれる白い粉状の劣化物質、さらにはカビや藻、苔なども徹底的に除去していきます。特にチョーキングは塗膜の劣化によって発生する現象で、これが残ったまま塗装を行うと新しい塗料がしっかりと密着しません。まるで汚れた手にばんそうこうを貼るようなもので、すぐに剥がれてしまうんです。
高圧洗浄後は十分に乾燥させてから次の工程に進みます。この乾燥時間も塗装の品質を左右する重要なポイントなんです♪
折板屋根の塗装は、特にサビ対策が重要になります。まず最初に行うのがケレン作業と呼ばれるサビ取り作業です。

屋根に発生したサビを徹底的に除去していきます。この作業でサビが残っていると、その後に塗布する錆止めプライマーの効果が十分に発揮されないため、健全な鉄部が露出するまで丁寧に作業を行います。
サビの除去が完了したら、鉄部専用の錆止めプライマーを塗布します。

このプライマーは今後のサビ発生を防ぐとともに、次に塗布する塗料との密着性を高める重要な役割を果たします。
錆止めプライマーが十分に乾燥したら中塗り塗料を塗布し、塗膜厚を確保しながら上塗りとの密着性を高めていきます。

最後に上塗り塗料で仕上げることで、紫外線や雨風から屋根を長期間しっかりと保護し、美観性も向上させることができました!

屋根に使用した関西ペイントの「アレスダイナミックルーフ」は、ラジカル制御型塗料で、紫外線による劣化を防ぎ、優れた耐候性を発揮します!雨や風、強い日差しにも負けない屋根に仕上がりました。

今回は東棟と西棟でそれぞれ異なる外壁材が使用されていたため、それぞれに適した塗装方法を採用しました。
東棟のトタン外壁については、まずサビ部分を手工具で丁寧に除去するケレン作業から始めました。トタンは金属系の外壁材のため、サビが発生しやすく、このサビをしっかりと除去することが長持ちする塗装の秘訣です。
ケレン後は金属専用の錆止めプライマーを塗布し、今後のサビ発生を防ぐ下地処理を行います。

その後、きれいな水色で中塗り・上塗りを行い、東棟の外壁は完成です♪

一方、西棟の窯業系サイディングについては、まずサイディング専用のシーラーを下塗りとして塗布しました。

サイディングは吸水性があるため、このシーラーによって塗料の過度な吸い込みを防ぎ、密着性を向上させることが重要です。
その後、アステックペイントのリバーガムという深緑色の塗料で中塗り・上塗りを行いました。


リバーガムは上品で落ち着いた色調が特徴で、賃貸物件としての品格を高める仕上がりとなりました。
西棟の一部では塗装だけでは対応できない劣化が見られたため、ガルバリウム鋼板への張り替え工事を実施しました。


張り替えが必要となった理由は、既存の窯業系サイディングボードの破損やひび割れ、ボードの浮きや反り、さらにはビスの効きが悪くなっている箇所があったためです。このような状態では塗装を行っても根本的な解決にはならず、安全性の面でも問題があります。
なぜガルバリウム鋼板を選んだのか?
ガルバリウム鋼板は従来の窯業系サイディングと比べて非常に優れた特性を持っています。まず耐久性が格段に高く、メンテナンスサイクルを大幅に延ばすことができます。また軽量であるため建物への負担が少なく、耐震性の向上にも貢献します。さらに防水性に優れているため、雨漏りのリスクを大幅に軽減できるんです♪

建物全体の美観を整えるため、雨樋や破風板、鼻隠し、軒天などの付帯部塗装も丁寧に行います♪

これらの付帯部は直接雨風にさらされるため非常に劣化しやすく、特に雨樋は経年劣化で色褪せや汚れが目立ちやすい部分です。破風板や鼻隠しは屋根の端部を保護する重要な部材で、雨風の影響を受けやすいため定期的なメンテナンスが必要になります。軒天は屋根の裏側部分で湿気がこもりやすく、カビや汚れが発生しやすい箇所でもあります。

全体の色調を統一することで、美しく調和の取れた外観に仕上げることができました。
無事に施工が完了し、2棟の建物は見違えるように生まれ変わりました!
東棟の完成

水色の外壁と同色の破風・鼻隠し・軒天、そして白の雨樋という組み合わせが、さわやかな洋風の雰囲気を醸し出しています。統一感のある外観で明るく爽やかな印象に仕上がりました!
西棟の完成

深い緑色(リバーガム)の外壁と黒色の付帯部の組み合わせが、落ち着きを演出しています。サイディングの張り替えも自然な仕上がりとなり、引き締まった印象のモダンな建物に生まれ変わりました!
それぞれの建物の個性を活かしながらも、全体としての調和も考慮した色選びにより、隣接する2棟がそれぞれ魅力的に仕上がりました。