■施工内容
外壁塗装・破風板鼻隠し塗装・庇塗装・シーリング工事
■使用材料
【外壁】スズカファイン ビーズコートF/25-70D
【付帯部】関西ペイント コスモマイルドシリコンⅡ/09-20B
【木部】大阪ガスケミカル キシラデコールフォレステージ/オリーブ
【シーリング】シャープ化学工業 シャーピーDrySara(ドライサラ)
■施工期間:2週間
施工前の外壁の状態です。
外壁を手で触ると白い粉が付く「チョーキング現象」が発生しておりました。
チョーキング現象とは、紫外線によって塗膜が劣化し顔料(色粉)が浮き出てくる現象です。
チョーキング現象=塗り替えのサインといわれています。
外壁の目地にあるシーリングにはひび割れが見られます。
シーリングは経年劣化によって徐々に硬化し、表面にひびが発生します。
シーリングのひび割れを放置すると、そこから雨漏りに繋がる恐れがあります。
このような場合、シーリング打ち替え工事が必要になります。
破風板等の木部は、色褪せや剥がれが見られます。
特に紫外線の影響を強く受ける破風板は、色褪せが目立ちましたので、木部保護塗料による塗装を施していきます。
まずは、建物全体への高圧洗浄を行います。
塗装の際に古い塗膜や汚れが残っていると、新しい塗料が密着せずに施工不良の原因となってしまいます。
そうならないように、高圧洗浄によって古い塗膜や汚れを丁寧に洗い流していきます。
続いて外壁目地のシーリング打ち替え工事です。
古いシーリングを撤去した後、目地にプライマーを塗布します。
プライマーには、新しいシーリングの密着を高める効果があります。
プライマーを塗布した後に、新しいシーリング材を充填します。
シーリング材は、今村塗装店おすすめのシャープ化学工業「シャーピー Drisara(ドライサラ)」を使用しました。
期待耐用年数は、従来のシーリング材の約2倍の20年になります。
高耐久なシーリング材を使用することで、将来のメンテナンス頻度を少なくすることができます。
シーリング工事が完了しました。
外壁塗装の様子です。
下塗りには、スズカファインのカチオンシーラーEPOを使用しました。
下塗りには、上塗り塗料と外壁の密着力を高める役割を持つため、外壁塗装の中でも重要な工程になります。
中塗りには、スズカファインのビーズコートFを使用しました。
ビーズコートFは、超撥水タイプのフッ素樹脂系艶消し塗料です。
超撥水効果によって外壁の汚れが付着しにくいため、キレイな外観を長く維持することができます。
また、超高耐候なフッ素樹脂によって、長期的に撥水効果を保ちます。
ビーズコートFでの上塗りの様子です。
外壁塗装の仕上げの工程になりますので、キレイな仕上がりを意識し丁寧に塗装を施していきます。
付帯部塗装の様子です。
木部には、木部保護塗料の大阪ガスケミカル「キシラデコールフォレステージ」のオリーブを使用しました。
表面に塗膜を作らずに浸透するタイプの塗料のため、木目を活かした塗装が可能になります。
その他、庇や雨戸戸袋なども塗装いたしました。
外壁は若草色、付帯部は茶色で塗装し、自然で落ち着いた外観に仕上がりました。
足場を解体し、塗装工事の完成です。
お客様に仕上がりをご確認いただき、若草色と艶消しの上品な仕上がりに、喜んでいただけました。
悩まれて決めたお色でしたので、気に入っていただけてほっとしております。
この度は弊社に塗装工事をお任せいただき、ありがとうございました。