屋根カバー工法の特徴や施工の流れについて詳しく解説します!

2024.9.22 屋根カバー工事 屋根葺き替え工事

こんにちは!高知市の外壁塗装&屋根工事専門店の今村塗装店です。

今回は屋根カバー工法の特徴や施工の流れについて詳しく解説します!

屋根カバー工法とは

屋根カバー工法とは、既存の屋根を撤去せずに、その上から新しい屋根材を重ねて葺く工法です。「重ね葺き」「カバールーフ」と呼ばれることもあります。

屋根を剥がさないため、解体費用や廃材の処分費がかからず、工期も短く済むのが特徴です。一方で、下地の状態によっては選べないこともあります。

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工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を被せる革新的なリフォーム方法です。この工法は、古い屋根を完全に撤去することなく、家屋の防水性能と外観を向上させることができます。本記事では、屋根カバー工法の特徴、メリット、デメリット、そして施工プロセスについて詳しく解説します。

屋根カバー工法の特徴

1. 既存屋根の上に新しい屋根材を設置

既存の屋根はそのまま残し、その上に防水シートと新しい屋根材を重ねていきます。屋根が二重になり、既存の屋根が「下地の一部」として残る形になります。

屋根カバーの様子
既存の屋根を残したまま、新しい屋根材を重ねていきます。

– 古い屋根を撤去せずに、その上に新しい屋根材を取り付けます。
– 既存の屋根構造を生かすため、廃棄物が少なく、環境にやさしい工法です。

2. 一般的に金属製の屋根材を使用

重ねるぶん屋根が重くなるため、新しい屋根材には軽いものが選ばれます。主流はガルバリウム鋼板などの金属屋根材で、断熱材が一体になった製品もあります。

一般的に金属製の屋根材を使用(屋根カバー)
ガルバリウム鋼板などの軽い金属屋根材が主流です。

– 金属製(ガルバリウム鋼板など)の屋根材を使用するのが一般的です。
– 各メーカーから様々な商品が流通しています。

3. 断熱性能の向上

屋根が二重になることで、屋根裏に伝わる熱がやわらぎます。断熱材付きの屋根材を選べば、夏の暑さだけでなく、雨音の軽減も期待できます。

断熱性能の向上(屋根カバー)
屋根が二重になることで、屋根裏に伝わる熱がやわらぎます。

– 新しい屋根材と既存の屋根の間に空間ができ、断熱効果が期待できます。
– オプションで断熱材を追加することも可能です。

 メリット

1. 工期の短縮

既存屋根の撤去と処分が不要なため、葺き替えに比べて工期が短くなります。天候にもよりますが、一般的なお住まいで1〜2週間程度が目安です。

– 既存の屋根を撤去する必要がないため、従来の

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工事と比べて工期が大幅に短縮されます。
– 通常、3〜5日程度で施工が完了します。

2. コスト削減

解体費・廃材処分費がかからないぶん、費用を抑えられます。特に既存屋根にアスベストが含まれる場合、撤去には厳格な処理が必要になるため、その費用差は大きくなります。

– 撤去作業や廃棄物処理が最小限で済むため、コストを抑えられます。
– 一般的に、全面葺き替えと比べて20〜30%程度のコスト削減が可能です。

3. 防水性能の向上

新しい防水シート(ルーフィング)を敷き直すため、雨漏りへの備えが新しくなります。屋根の防水を担っているのは屋根材ではなく、この下のシートです。

– 新しい屋根材により、防水性能が大幅に向上します。
– 既存の屋根と新しい屋根の二重構造により、より高い防水効果が期待できます。

4. 家屋への負担が少ない

屋根を剥がす工事は、粉じんや振動をともないます。カバー工法は既存屋根が残ったまま進むため、工事の途中で雨が降っても室内が濡れる心配がほとんどありません。

– 既存の屋根構造を生かすため、建物への負担が少なくなります。

 デメリット

1. 重量増加

屋根材が二重になるぶん、建物にかかる重量は増えます。軽い金属屋根材を使うのはこのためですが、それでもゼロにはなりません。築年数の古いお住まいでは、耐震性とあわせて検討が必要です。

– 新しい屋根材を追加するため、屋根全体の重量が増加します。
– 建物の構造によっては、補強工事が必要になる場合があります。

2. 既存の屋根の状態による制限

下地の野地板が傷んでいると、新しい屋根材を留めるビスが効きません。また瓦屋根は形状の凹凸が大きく重量もあるため、カバー工法には向きません。すでに雨漏りしている場合も、原因を特定してからの判断になります。

– 既存の屋根の劣化が著しい場合や構造的な問題がある場合は、カバー工法が適用できないことがあります。

3. 見た目の変化

日本瓦やスレートから金属屋根に変わるため、外観の印象は変わります。色や形状の選択肢は豊富ですが、和風のお住まいでは違和感が出ることもあるため、事前にサンプルで確認しておくと安心です。

– 屋根の形状や外観が変わる可能性があります。
– 特に軒先や棟部分の仕上がりに注意が必要です。

4. 将来の全面葺き替えコストの増加

いずれ葺き替えを行うときには、二重になった屋根を両方撤去することになり、そのときの解体・処分費は増えます。「今回の費用を抑えるかわりに、将来分を先送りしている」という側面があることは知っておいてください。

– 将来的に全面葺き替えが必要になった場合、二重構造の撤去にコストがかかる可能性があります。

 施工の流れ

1. 事前調査と計画

まず屋根に上がり、既存屋根材の種類と傷み具合を確認します。あわせて小屋裏から野地板の状態も見ます。カバー工法が適しているかどうかは、この調査で決まります。

事前調査と計画
まずは屋根に上がり、既存屋根と下地の状態を確認します。

– 既存屋根の状態確認
– 最適な屋根材の選定
– 施工計画の立案

2. 既存屋根の準備

屋根の汚れやコケを洗浄し、棟板金や貫板など、重ねる際に邪魔になる部材を撤去します。傷んだ箇所があれば、この段階で補修します。

既存屋根の準備(下地調整)
洗浄と、重ねる際に邪魔になる部材の撤去を行います。

– 清掃と補修
– 下地調整

3. ルーフィング(防水シート)の設置

既存屋根の上に、新しい防水シートを隙間なく敷いていきます。雨水の侵入を最終的に止めているのはこの層で、カバー工法の要になる工程です。

防水の様子
新しい防水シート(ルーフィング)を隙間なく敷き込みます。

– 既存屋根の上にルーフィング(防水シート)を敷設

4. 新しい屋根材の施工

軒先から棟に向かって、新しい屋根材を一段ずつ葺いていきます。重なり部分の寸法やビスを打つ位置は製品ごとに決まっており、これを守ることが強風への強さにつながります。

新しい屋根材の施工(防水)
軒先から棟へ向かって、一段ずつ葺き上げていきます。

– 選択した屋根材をルーフィング(防水シート)の上に取り付け

5. 仕上げ作業

棟部分に貫板と棟板金を取り付け、雨仕舞いを納めます。屋根の中で最も雨風を受ける部分なので、丁寧さが求められる工程です。

仕上げ作業(棟板金)
棟板金を取り付けて雨仕舞いを納めます。

– 棟板金などの端部処理

6. 最終点検

ビスの締め忘れや納まりの不備がないかを点検し、清掃して完了です。見えなくなる部分についても、工事中の写真で状態をご確認いただけます。

最終点検
ビスの締め忘れや納まりを点検して完了です。

– 施工状態の確認

 まとめ

屋根カバー工法は、工期・費用・住みながらの負担という面で優れた工法です。ただし、それが成り立つのは「下地が健全であること」が前提になります。

屋根の上や小屋裏は、ご自身では確認しづらい場所です。カバー工法と葺き替えのどちらが適しているか迷われたら、まずは点検からご相談ください。高知県内全域、調査・点検・お見積りは無料です。

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執筆者 岡本 拓也

リフォームアドバイザー/外装劣化診断士/宅地建物取引士

前職は不動産会社に勤務し、長く“住まい”に関わる仕事に携わってきました。

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