■施工内容
屋根カバー工事・内とい塗装工事
■使用材料
【屋根】アイジー工業 スーパーガルテクト Sシェイドブラック
【内とい】関西ペイント アレスダイナミックMUKIマイルド N-20
■施工期間
2週間
築30年が経過したスレート屋根は、全体的に色褪せが目立ち、防水性能も低下している状態でした。
棟板金にもサビが発生しており、メンテナンスが必要な状態でした。
スレート屋根のリフォームというと屋根塗装を思い浮かべる方が多いのですが、実は屋根の長寿命化を目的とする場合は、屋根カバー工事をおすすめしています!
なぜなら、屋根塗装による寿命延長効果は立証されておらず、スレートメーカーのカタログでも「美観維持が目的」と明記されているからです。
今回のお客様は屋根の状態を心配されていましたので、屋根カバー工法をご提案させていただき、採用いただきました。
内といについては、表面のシートが剥がれ、中の板金部分が露出している状態でした。サビも発生していたため、シートを完全に剥離してから塗装を行うことにしました。
足場設置後に、屋根と内といの高圧洗浄を実施しました。
カバー工事の前には必ず高圧洗浄を行います。これは新しい屋根材との密着性を高め、施工品質を確保するために欠かせない工程なのです♪
まず内といのシートを完全に剥離し、鉄部が露出している状態にしました。
↓シート剥離後の状態です。
サビが発生している箇所には、サビ転換材を塗布して腐食の進行を防止します。
その後、下塗りとして関西ペイントのスーパーザウルスⅡを使用。
中塗り・上塗りには超高耐久塗料の関西ペイントアレスダイナミックMUKIマイルドを採用しました!
↓施工完了しました!
まず棟板金と隅棟板金、そしてその下地である貫板を撤去します。
そして、屋根全体に改質アスファルトルーフィングを軒先から棟に向かって敷き詰めていきます。
軒先には軒先唐草と呼ばれる板金部材を取り付けます。使用する部材は全てメーカー純正品です!
荷揚げ車両を使用して、新しい屋根材を持ち上げます。
今回使用したアイジー工業のスーパーガルテクトは1枚3メートルあり、優れた性能を持つ反面、運搬には慎重な作業が必要です。
この屋根材は裏面に断熱材が施されており、カバー工法で施工することで断熱効果も向上!
一般的なガルバリウム鋼板の約1.25倍の厚みがあり、塗膜15年、赤さび20年、穴あき25年という長期保証付きで安心です♪
いよいよスーパーガルテクトの設置です!
軒先や棟部分から順に屋根材を丁寧に取り付けていきます。スーパーガルテクトは軽量で扱いやすく施工性に優れているため、効率よく作業を進めることができました♪
最後に棟板金と隅棟板金を取り付け、シーリング処理を行って完成となりました!
施工完了後のドローン撮影写真です。
新しい屋根材の施工により、見た目の美しさだけでなく、耐久性・断熱性も大幅に向上しました!