■施工内容
外壁塗装・付帯部塗装・シーリング工事
■使用材料
【外壁】プレマテックス ウルトラSi/PX-724
【外壁】プレマテックス ウルトラSi/PX-702
【軒天】関西ペイント アレスセラマイルド/N-90
【付帯部】関西ペイント コスモマイルドシリコンⅡ/N-93
【シーリング】シャープ化学工業 シャーピーDrySara(ドライサラ)
■築年数:築15年
■施工期間:2週間
施工前の外壁の状態です。
外壁目地にはガスケットが埋められております。
ガスケットとは、外壁目地の隙間を埋めるゴム製部材です。
シーリング材と比べて知名度は低いですが、大手ハウスメーカーではよく採用されています。
耐久年数は30年と言われておりますが、紫外線や建物の揺れによって想定よりも早く剥がれたり浮いてしまう場合があります。
ガスケットの状態を確認していると、一部浮いている箇所が確認できました。
ガスケットが目地から浮いてしまうと、本来の目的である目地を埋める役割が果たせなくなります。
ガスケットの浮きや剥がれなどがあれば交換時期といえるでしょう。
今回は、既存のガスケットを撤去し、新しくシーリング材を充填する工事を行うこととなりました。
その他は、目立つ劣化箇所などはありませんでした。
しかし、築15年経過していることと、シーリング工事のために足場を組む必要がありますので、その足場を利用して塗装工事も行っていきます。
足場組立後、高圧洗浄を行いました。
高圧洗浄によって外壁表面に付着した汚れもある程度除去できます。
表面の汚れを除去することによって、塗料と下地の密着を高める効果があります。
外壁に加え、玄関タイルやカーポート、塀なども洗浄をさせていただきました。
シーリング工事は、既存のガスケットを撤去し、新たにシーリング材を充填していきます。
カッターを使用し、ガスケットを取り除きました。
ガスケットを除去した後、目地にバックアップ材を埋めていきます。
バックアップ材は目地の深さの調整のために使用します。
目地が深い場合には、バックアップ材によって目地底を形成してからシーリング材を充填します。
目地にプライマーを塗布します。
プライマーを塗布することによって、シーリング材と目地の密着を高めることができます。
プライマー塗布後、シーリング材を充填します。
シーリング材は、シャープ化学工業のシャーピーDrySara(ドライサラ)を使用しました。
耐用年数20年の高耐久シーリング材になります。
仕上げにヘラを使用してシーリングを均します。
これでシーリング工事の工程は完了です。
外壁の下塗りの様子です。
下塗りには、プレマテックスの「無機有機ハイブリッドEPO」を使用しました。
無機有機ハイブリッドEPOは、あらゆる下地と旧塗膜に対応可能な高性能下塗り材になります。
新築時から特殊なコーティングや光触媒が使われていると、従来の下塗り材では、密着性が低くすぐに剥がれてしまいます。
無機有機ハイブリッドEPOであれば、特殊なコーティングや光触媒が施工されていても、優れた密着性を発揮します。
中塗りと上塗りには、プレマテックスの「ウルトラSi」を使用しました。
期待耐用年数は16~17年と、シリコンクラス最強の耐候性を持つ塗料になります。
1F部分と2F部分で色を分けた2トーンの塗装を行います。
2F部分には、プレマテックス標準色の「PX-702」を使用しました。
1F部分は、従来の濃いブラウンよりも柔らかい色であるプレマテックス標準色の「PX-724」で塗装していきます。
外壁1Fと2F部分の塗装が完了しました。
外壁の付帯部を塗装する様子です。
付帯部とは、外壁や屋根以外の細部の部分のことで、雨といや軒天などのことです。
付帯部を塗装することで、建物全体の美観保持に繋がります。
足場を解体し、外壁塗装工事の完工です。
施工前はシックなカラーでしたが、淡いベージュに塗り替えたことにより優しく温かみのある雰囲気になりました。