2025.2.24
雨樋交換こんにちは!高知市の外壁塗装&屋根工事専門店の今村塗装店です。
今回は、建物に必ず設置されている雨樋(あまどい)について解説させていただきます。
雨樋の不具合にお悩みの方、交換を検討されている方に、参考にしていただけると嬉しいです。
屋根の雨水を集め、地下や下水に配水する役割を担っているのが、雨樋です。
雨樋がなければ、屋根を伝ってきた雨水が直接、1階部分の屋根や庇(ひさし)、地上に落ちるため、雨音が非常に大きくなります。
また、屋根から落下した雨が破風や鼻隠し、外壁を伝うことになるため、汚れが目立ち、劣化を早めることになります。
また、雨漏りの可能性も高くなります。
このように雨樋は、建物を雨水から守る重要な部材です。
素材は、塩化ビニル製、合成樹脂製、ガルバリウム製などがあります。
また、形状は半円形と角型があります。
角型は半円形に比べて断面積が大きいため、雨水の流水量が多くても対応できます。
近年の住宅では角型の雨樋の採用が増えています。
雨樋の劣化としては、詰まり、ゆがみ、経年劣化があります。
詰まりは、雨樋の中に泥やほこりがたまることによって発生します。
そのほかにも、雨樋の近くに高い木があれば落ち葉が入ってしまう可能性が高く、虫の死骸、鳥の巣、風で飛ばされてきたゴミなどが詰まりを起こすことがあります。
また、雨樋の内部にカビやコケが発生すると、雨水がスムーズに流れなくなります。
外部からは発見しにくいものです。
このような状態になると、本来は水が落ちてこないところから雨水が漏れるようになります。
ほとんどの場合は掃除をすることで解決しますが、長い間放っておくと雨樋がゆがんでしまい、交換が必要になります。
また雨樋は、突風や台風などの暴風雨、屋根に積もった雪の影響でゆがんでしまうこともあります。
雨樋は常に外で雨風にさらされ、紫外線の影響も受けているので、年月が経つにつれて劣化が進みます。
15~20年程度で金具のぐらつきや腐食、つなぎ目の接着の剥がれ、雨樋そのものの劣化による破損が生じます。
樋の接合部がゆるんだ場合は、一度外して接着剤を塗り、再びはめ直します。
小さなひび割れや穴ができている場合は、周辺の汚れを落としてから、アルミ製の雨樋補修用テープで、ひび割れや穴の部分を覆うように補修します。
雨樋が部分的に割れている場合は、その部分を交換します。
樋を支えている金具が大雨や雪で曲がったり錆びて破損している場合は、既存の金具を取り外して新しい金具に取り替えます。
年数が20年以上経過して雨樋が全面的に劣化している場合は、全体を交換します。
今回は雨樋のメンテナンスについて詳しくご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
メンテナンスの費用を抑えるためには、外壁塗装など他の工事と同時に行うことをおすすめします。
また、自然災害による破損の場合は火災保険が適用できる可能性もありますので、ぜひご検討ください。