■施工内容
屋根塗装・外壁塗装・鉄骨塗装・雨とい塗装
■使用材料
【屋根】関西ペイント アレスクール2液F/スカイミスト
【外壁】関西ペイント アレスダイナミックTOPマイルド/N-93
【付帯部】関西ペイント コスモマイルドシリコンⅡ
■施工期間:3週間
こちらが施工前の折半屋根の状況です。
表面塗膜にチョーキングが見られ、屋根の防水性能が低下していることがわかりました。
また、部分的に錆びが発生しておりました。
錆びが進行すると、屋根に穴が空き雨漏りに繋がる恐れがあります。
そうなる前に塗装でのメンテナンスを行うことが必要です。
軒天の鉄骨部分にも錆びが発生しておりました。
屋根同様に、塗装でのメンテナンスが必要ですね。
建築してから20年経過しており、これまでに塗装でのメンテナンスはしていないとのことでした。
劣化状況も踏まえて、塗装工事をさせていただく運びとなりました。
足場の設置後に、高圧洗浄を行いました。
長年蓄積された汚れや古い塗膜を洗い流すことで、塗装の密着度が高まり、塗料本来の性能が発揮できるのです。
外壁にも高圧洗浄を行います。
屋根と同じように汚れや古い塗膜を洗い流し、塗装できる状態にしていきます。
下地調整として、ケレンを行いました。
ケレンとは、主に金属の外壁や屋根材に付着している汚れやサビを除去する工程のことです。
汚れやサビが残ったまま塗装をすると、塗料と下地の密着性が悪く、塗装がすぐに剥がれてしまう恐れがあります。
こちらの倉庫は屋根、外壁ともに金属製になるので、下地調整のケレンは必須の工程になります。
折半屋根の下塗り作業の様子です。
折半屋根は金属製の為、外気の影響を受けやすく夏場は室内に熱がこもりやすくなります。折半屋根の遮熱性の低さをカバーするため、遮熱塗料で塗装をさせていただきました。
まず、下塗りには関西ペイントのアレスダイナミックプライマー遮熱を使用しました。この塗料は、遮熱機能のほか、金属の弱点である錆びを抑制する機能を有しております。
中塗りには、関西ペイントのアレスクール2液Fを使用しました。
アレスクール2液Fは、アレスクールシリーズの中でも最高グレードのフッ素塗料になります。
高い遮熱効果と耐久性を持つ弊社おすすめの遮熱塗料です。
アレスクール2液Fを使った上塗りの様子です。
合計3回塗りを行うことで耐久性の向上に繋がります。
アレスクール2液Fの色は、スカイミストという遮熱効果の高い色(COOLレベル4)を使用しました。
じつは、同じ塗料でも色によって遮熱効果に違いがあります。アレスクールでは、遮熱効果の違いをCOOLレベル1~5で表しています。5が日射反射率80%以上、1になると日射反射率40%~50%になります。
折半屋根の塗装完了です。明るく鮮やかな色に仕上がりました。
今後の遮熱効果に期待したいです。
外壁の下塗りの様子です。
外壁の下塗りにも、折半屋根と同じく関西ペイントのアレスダイナミックプライマー遮熱を使用しました。
屋根だけでなく外壁にも遮熱塗料を使用することで、建物全体の遮熱性を向上することができます。
中塗りには、関西ペイントのアレスダイナミックTOPマイルドを使用しました。
アレスダイナミックTOPマイルドは、紫外線による塗膜の劣化を防ぐラジカルバリヤコートと呼ばれる技術を採用しています。これにより、塗膜の劣化因子である「ラジカル」を抑制して紫外線劣化を防ぐ効果があります。
上塗りの様子です。
外壁塗装の最後の工程になりますので、塗り残しやムラがないかを入念に確認を行い、外壁塗装の完了です。
鉄骨の下塗りを行います。
下塗りを行うことで、錆びの抑止と上塗り塗料の密着性を高める効果があります。
その後、中塗りと上塗りを行います。
塗料は、関西ペイントのコスモマイルドシリコンⅡを使用しました。
コスモマイルドシリコンⅡは、塗料の主成分にシリコンが含まれている「シリコン樹脂塗料」になります。
外壁に使用した「アレスダイナミックTOPマイルド」よりも耐久性は劣りますが、価格と耐久性のバランスが良く使用頻度の高い塗料です。
塗装完了の様子です。
足場を解体し、塗装工事の完了です。
今回の塗装工事では、事務所の従業員の方々のご協力のおかげでスムーズに作業を進めることができました。工事にご協力いただき、誠にありがとうございました。